好きなものをただ好きといいたいだけ

嵐、SixTONES、宮野真守……を推す日々

9/28ふまじゅりドリボ

9/28(火)、DREAM BOYS@帝国劇場いってきました。

 

当日は双眼鏡を忘れてビックカメラ有楽町に駆け込んだり、別の自担が結婚発表したりと、開演3〜40分前に感情が行方不明になったんですが、それはとりあえず置いておいて。

 

席は、2階のD列。帝劇は何度か行ったことはありましたが、2階は初めてで!でもちゃんと見える、ちゃんと全部見える!ワクワクする登場、ゾクゾクするOP、やっぱりジャニーズの舞台ってすごい。

ジャニーズは長く追っかけていましたが、ジャニーズの舞台は初めてで。でも個人的に舞台オタクでもあったので、なんというか、ジャニーズ×舞台ってこういうことか!と。すごい納得させられた。

 

 

 

 

↓以下、ネタバレ含む感想↓

 

生のジュニアってカワイイ。

今まで少クラやジュニアチャンネルで細々と観ていたジュニアたち。忍者も7MENもなんとなーく名前がわかるくらいだけど、実際に歌って踊ってるところを見ると、うわ〜〜〜ジュニアだ〜〜〜ってなる(良い意味で)キラキラしてた、眩しかった、、、

個人的には元から川崎皇輝くんと黒田光輝くん、そして中村嶺亜くんのお顔が好きだったので、初めて生で拝見して、やはりずば抜けて好き……ってなった……弟役になる皇輝くんめちゃ愛おしいな???風磨と2人でアドリブ交えて話すシーンなんて、愛おしさしかないね。私も皇輝くんとアドリブで会話したい(?)

 

ふ〜まくんのアドリブと演技のバランス良。

毎日のようにレポでアドリブと挨拶の内容が流れてくるTwitter界ですが、ジャニーズ舞台におけるアドリブって定番なのかしら????好きです

私が舞台オタクもやっているのは、やはりその日限りのハプニングやアドリブが見られるからなので、風磨くんのアドリブは嬉しい。「男はサイズじゃない!!かたさだ!!」(やめろ)「上から水降ってこないよな……?」(やめろ)風磨くんは基本やめろアドリブしかなかった(好き)

そしてこの日はなんと!弟役の皇輝くんに「心臓移植するからな!」と言うところを、「心臓発作してやるからな!」と言ってしまった風磨くん。おいおい死なせないでくれ。最高によかったです。これぞ舞台。ハプニングis舞台。言った直後なんとなく客席の空気が止まりました。そのあと風磨くんは笑いを抑えきれないまま言い直していて、ちょっとだけ笑いをこらえる時間が。いいねいいね(変態)

でも、そこからまた元の演技に戻っていくのがうまくて。さすがだなと。素の風磨くんと演技の風磨くんの混ぜ方が絶妙で。全体の流れで見ても浮いてなかったし、見やすかったなあ。

 

うちの田中樹ってこんなにできる子だった???

すみません、親バカですみません。でも田中樹ってすごい!!!誰も信じられなくなった目と、風磨を愛おしそうに見つめる目。ドスの効いた声色と、優しく包み込むような声。生に溢れていた瞬間と、死に包まれたあとの姿。あんなに細かった体にしっかりと筋肉がつき、オールバックはバチバチにきめて。歌声も想像以上によかった、しっかりのびてくる歌声が、今でも頭に残っている。演技の幅と歌の幅と、あんなに華奢な体でなんでもできるのが本当にすごい。すごいよ。現世では苦しそうな表情しか見られなかったので、余計に天国での仏のような顔が心に刺さった。幸せに眠っててほしいなあ、ジュリ。

 

悲しみとトンチキと希望。

この3つがドリボだね。

ジャニーズの舞台初ってことは、もちろんドリボも初めてなわけで。ストーリーすら予習してこなかったので、全てフルで受け止めてしまいました、ダメージがすごい。ジュリが突然死んでしまった時は「あっ」って思わず声が漏れました。最後にせめて現世での和解が果たされると思っていたので、そんなあっけなく死んじゃダメだよ……本当に苦しかった……。まさか天国での和解とは…。

改めてストーリーだけ追っていくと、その展開はベタでもレアでもなくてトンチキで?冷静に考えるとなんだそれ!って突っ込みたくなるところも、至って真剣に観てしまうし、最終的に泣いてしまうところが、ジャニーズミュージカルのすごいところ。それを「アリ」にしてしまうのが、ほんとにすごい。そして、「アリ」以上に「イイ!」にしてしまうのが、演出や機構の為せる技。すごいねえ。

気づいたら悲しみと希望にサンドイッチされたトンチキを、むしゃむしゃと味わって食べてました。(こう見ると、もはやトンチキが豚の食べ物に見えてくるね。)

 

曲が最高すぎ問題。

これすごく大問題だと思うんです。いい、とても曲がいい。音源手元に欲しい。とても欲しい!!!ミュージカル曲は基本大好きだけど、ドリボはとっても好きです。音楽ばっかやってきた私ですが、知識はあまり足りてなくて(おい)。だけどわかる、多分コード進行が好きなんだと思う。関ジャムで分析して欲しいくらいだね。たぶんあのメインテーマのコード進行でラストテーマ作ってるよね??しかもそれがKAT-TUNの絆だよね??

私ドリボ無知勢なんですが、KAT-TUNの絆はいつから使われているんだ???検索してもよくわからなかった…。もし後から入れようと決めた人がいるなら、金一封をあげたい。最初から狙ってテーマ曲を作っていたとしても、後からコード進行の一致に気づいたとしても、どちらでもボーナスをあげよう。

曲3つが重なるラストで、いろんなお話が終着していくあの感じ。「うおーーー!!!」って叫びました。心の中で。

私はあの日からKAT-TUNの「絆」大好きマンになってしまいました。でも、ドリボのテーマ曲頑張って毎日口ずさんでるけど、絆に持ってかれちゃうから、はよ音源ください……お願いします……

 

ドリボには夢と希望が山ほど詰まっていた。

そう、これに尽きる。まるで宝箱。フウマとジュリの絆はいつまでも消えることはないし、ジュリの意思を受け継いだコウキはきっとこれから強く生きている。ジュリはコウキの中で生きていく。みんなの心の中で生きる。

そんなストーリーにおける夢と希望の他に、今回の"ふまじゅりドリボ"で多くのファンに夢を与えた気もする。

私は最初、「ふまじゅりがドリボやるらしい」と情報が漏れたとき、「で〜た、オタクの妄言やめ」と思っていた。半信半疑、いや、7割くらい嘘だと思っていた。(3割も信じていた)…と思ったら後ろ姿のポスターが解禁され、ふまじゅりであることを確信した。そんなことがあっていいのかと頭を抱えた。

私は正直、ふまじゅりをずっと推していたわけではない。ここ1年くらいで、ふまパラを観たりいろんなエピソードを聞く中で、ふまじゅりという最高に好きな関係の2人を知るようになった。にわかふまじゅり担として、軽々しくエモいとか言っちゃいけないかなあと思っていたけれど、いざ観てみるとやっぱりエモいという感情にならざるを得なかった。同期で同い年で(学年の差こそあれ)、ジュニア時代を共に過ごしておきながらデビューには約10年の差がある。それでもお互いのことを良き理解者で最高の親友だと思っていて、そんな関係性の2人がこんな素晴らしい舞台で、2人と重なる役をやれるって。どんな奇跡が起きたの?ってどうしたって思うじゃない。にわかでもいい、やっぱりふまじゅりは最高だ。

 

そして話さなければならないことがもう1つ。樹がチャンプをやったこと。兄がやった役を、やったこと。これにも夢と希望が詰まっている。そして、カーテンコールの挨拶で幾度となく兄のことを話題に出したこと。

私の勝手な考えだけど、デビューして大きく変わることは話せることが広がることだと思う。ジュニア時代の活動の話、事務所辞めた人の話、タブーだったことが少しだけ解禁される、本人の裁量に任される(?)のがデビュー組の特徴なんだと思う。これでもかというほどネタにした。名前は出さないけれど、舞台前後で「兄」「家族」という言葉を、何度も見た。聞いた。それだけ、樹もエモいと思っているんだと思う。

あの時代、辛い状況に追い込まれた少年が、10年かけて兄と同じ役を掴み、そして、兄のことをネタにたくさん話して、たくさん笑う。そんな状況を掴んだ。それがもう夢と希望だ。すごいよ樹、がんばったね樹。

 

 

 

 

 

 

ドリボの再演も、円盤も、CD化も、何一つ希望は持てないけれど、それでも願うことをやめず、今日も職員室の自分の引き出しを開けてドリボのステージフォトを眺める。夢と希望をもらったからにはね!!

 

ドリボに行けて、本当によかった。